プログラムの修正ができたので早速、超微細領域での計算をやってみます。PC上のシミュレーションで10^-11領域で見えてきたジャガイモ的な何かにスコープを合わせます
中心座標:実軸 -1.26740983598069 虚軸: 0.35552711382890
まずシミュレーションの結果から発散時の繰返し回数Nの分布をみてみます
赤が頻度で緑が累積度数の領域内全座標(65536点)に対する割合です
Nがたかだか1000回以下でほとんど発散してしまいますがわかりにくいのでピーク付近を拡大
ピークはN=770付近にあり1000回も回せば90%は描画できるようです。
ということでNMAX=1024としてNS32Kボード上にプログラムを転送して実行しました。
出力されるビットマップが256×256で小さいので2倍にリサイズし絵がざらついていますが計算精度は保たれています。中央の黒いところはまだ発散する点で満たされているはずですがNMAXによる計算打ち切りのため捨てられた10%が黒くなっています
今度は実行時間3時間7分。倍精度演算とスタックとのメモリアクセスが増えたので1ループ当たりの時間は増えたはずですがNMAXを大幅に制限したのでこんなものです
集合の全体像10^0のスケールを1メートルと読み替えると、ここは10^-11、10ピコメートルの世界でこのジャガイモは原子より小さいサイズとなります