シングルプロセッサで並列処理がどう動くのかまだ腑に落ちてないんですが、先にOCCAMのもう一つの特長であるチャネル通信の動作を確かめてみました
チャネル通信はプロセス間で値やメッセージのやり取りに使えるとあります。CHAN OFステートメントでINT型チャネルのchan1、chan2、2個の通信路を定義。chan1を通して値3をxへ、chan2を通して値4をyを渡して合計を求めるコーディングをしてみました。シングルプロセッサにおいてはチャネルはあたかも変数かレジスタかのように見えます

ところがこれを実行させるとchan1 ! 3(数値3をchan1へ出力)の行でフリーズしてしまいます
何故かというとチャネル通信はプロセス間の同期という重要な役目があって、チャネルからの入力は他のプロセスがそのチャネルへ出力するまで待機、チャネルへの出力はそのチャネルから入力するまで完了しないという仕組みがあるということです。つまり1行づつの順次処理ではどのような順番に組み替えようが最初の行で完了できずデッドロック状態に陥っていたようです。
ではどうするか・・チャネル2個への入出力が「同時に実行」されていれば良いわけで、ここで改めて出てくるのが並列処理PARセンテンスです。チャネルへの入出力4行をPARブロックで括ってみました

今度は正常に動作完了して結果の7を返してきました。PARブロック内の4個のプロセスの優先度は同等、どの順番に入れ替えても大丈夫です(同時実行なので)
もっともシングルプロセッサなのでハード的に同時処理しているわけではなく仮想的なのですがハードウェア、インストラクションがどのように動作してスケジューリングしているかは追えていません。出来上がりのバイナリサイズが順次処理は161バイト、並列処理が193バイトあるので何らかのスケジューラが組み込まれているのは確かです
ただここで重要なのがチャネル通信路はトランスピュータのハード的なリンクポートにアサインすれば複数プロセスが単一プロセッサ上にあろうが複数プロセッサに分散していようが「区別がつかない」という点です。
なんとなくOCCAMの並列コンピューティングが見えてきました