CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

割込みテスト

MCS85ボードで割込みの動作確認をしていきます。
 
割込み要因である8155の/TIMEROUTを74LS04で反転させて8085CPUのハードウェア割込みピンTRAP,RST5.5,RST6.5、
RST7.5、INTRのどれかにジャンパ接続できるようにしましたが
INTRは外部に8259のような割込みベクタを送出するデバイスがなければならないのでこの選択は不要でした
 
 
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基板上での実装はCPU直近にジャンパポストを配置しています
 
ところでDSUBコネクタのすぐ下にある黒くて丸っこいトランジスタはRS232Cのモデム制御信号で/RESET信号をオープンコレクタで強制的にプルダウンしてリモートでハードリセットするためのものですが形状が懐かしすぎの2SC372です
 
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割込みベクタはアドレス下位、8755のROM内にあるのでアプリケーションごとに自由に書き換えができません。
そこで割込みベクタからいったん8155のRAM内の予約領域に飛ばし、そこから改めてユーザアプリケーションの割込みハンドラに飛ばすことにします。
ただでさえ狭いRAM領域に割込みベクタのコピーが来てますます圧迫しますが、割込みを使わなければ普通にコードを上書きしてもかまいません。
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いったんFIXした8755を引っこ抜いてジャンプテーブルを埋め込んだプログラムに焼き直しました。
ハード割込みは上記4種、ソフト割込みは全部サポートするのも面倒なのでRST7だけにしておきます。