CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

ミッシングリンク

DSP56001ボードはハードが完成、基本的なプログラムが動作したところで急速に熱が冷めてしまいどう応用するかはしばらく検討中です。

 

一方で早くもあらたなCPUボードを画策していて次のターゲットに狙いを付けています。

CPU各メーカは新しいアーキテクチャの製品を開発すると鳴り物入りで登場させ、それが社会に受け入れられるとアッパーコンパチを保ったままシリーズ化してきました。代表的なのはインテル8086に始まるシリーズで、いまだに「x86」という言葉があるように百位をインクリメントして命名していました。他メーカでも同じようなことをしていてxの値で仮に「第x世代」とするとこのような感じです

 

メーカ Prefix

第0

世代

第1

世代

第2

世代

第3

世代

第4

世代

第5

世代

第6

世代

Intel i 8086  80186 80286 80386 80486 P5  
Motorola MC 68000 68010 68020 68030 68040   68060
Texas TMS   32010 320C25 320C30 320C40 320C50  
AMD Am 29000     29030 29040 29050  
National NS 32032 32132  32232  32332   32532  

 

基本的に世代が進むごとにバス幅や機能が拡張されていきますが、単純に発表順であって中にはマイナーチェンジだったり過去のCPUコアに周辺を取り込んだだけだったりのもあります。だいたい初号機の第0世代を含む偶数世代は世間に絶賛をもって迎えられ、次の奇数世代はガッカリ・・といった評価はあるとかないとか・・

このようにシリーズ化しているとそこはコンプリートしたくなります。上の表で赤文字のCPUは制作実績がありますが、手持ちのもので次にやるとすると何度も候補として浮上してはお蔵入りとなっているpentiumか、68020と68040の間、長らくミッシングリンクになっている68030かと