CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

RTC実装

このNSC800ボードで最後まで残っていたリアルタイムクロック:MM58167を実装しました。主要ICはナショセミで統一されています。

前回、ADC0817を実装した時点でこのボードは5Vのみでの動作となってしまってますがそれはしかたありません

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リアルタイムクロックは当然、主電源がOFFの間も計時を続けるためにバッテリバックアップが必要です。いままでSRAMのバックアップのためダイオードトランジスタによるディスクリート回路を組んだりしているのですが、電池がすぐスッカラカンになったり、切替わりの瞬間にメモリ内容が壊れたりでうまくいったためしがありません。ここではバッテリ切替えSWを内蔵したプロセッサ監視IC:MAX692を使ってみました。バックアップ系統は主電源からトリクル充電しているスーパーキャパシタです

 

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MM58167の下にあるのが計時用のシリンダ型水晶32.768kHzです。データシートにある推奨回路は以下のようになっています。励振パワーで水晶が機械的に破損しないようにする直列抵抗R2はいいとして、インバータの帰還抵抗R1には20MΩを使えとされているのですが、いやいやそんな高抵抗は常備していません。手持ちで最大の抵抗値1MΩを付けてしまったのですが消費電力が増えるのかもしれません

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