CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

大手術

NSC810Aの7ピンに/IORQが接続されてしまっているので、まずこれを切断しなければなりません。

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裏側からパタン図で見ると赤いライン(基板の表側)でビアを通して7ピンに入ってます。そこに至るまで/IORQは別のペリフェラルにも供給されるので温存したいところです。

ところが表には既にICソケットが実装され、しかもちょうど桟のところに当たっているのでパタンがカットできません。桟を壊す、という手段もありますが・・・

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ここはイチかバチかの大手術を決行しました。術式は「隔壁穿孔切除術」・・・早い話がパタンの無い基板裏面からドリルを貫通させ、見えない表面側のパタンを切断するということです。

 

十分位置決めして1.1mmの超硬ドリルで一気に貫通。

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無事パタンカット成功し、CPUのIO/M(34ピン)からの信号線を再建しました。なんだ正しい信号がこんな近くにあったのか、とガックリです

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