CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

バス許可

CPUの状態を制御してるであろう入力ピンの処理を見直しているうち行き当たったのが/BGRT(バス許可)ピンです

f:id:O3I:20201010154607j:plain

 

この説明を読んだときCPU以外のデバイスがバスを使用する許可を与える、つまりCPU自分自身をバスから切り離す信号であると解釈しました。Z80における/BUSRQみたいなものでこれはプルアップしとけばよいだろうと。ところがマニュアルを読み進めるとプロセッサは/BGRTがアサート(LOW)になってからバスを駆動する、とあります。 

f:id:O3I:20201010154718j:plain

f:id:O3I:20201010154645j:plain

 

ためしにプルアップしていた/BGRTをGNDに落としたら、いきなりバスが動き始めました。CPUのスタータス表示LED、STAT0-2もすべて点灯:Executing Modeに移行していることがわかります。ついでにスーパバイザモードを示すLEDも点灯しました。 

f:id:O3I:20201010154530j:plain

 

バスに有効なデータが乗っていることを示す/REQとアドレスバスA2を観察すると連続的にバスアクセスされていることがわかります。

f:id:O3I:20201010154741j:plain